視覚シンボルで楽々コミュニケーション 障害者の暮らしに役立つシンボル 2 new 1000 CD-ROM付き [B003]
視覚シンボルで楽々コミュニケーション 障害者の暮らしに役立つシンボル 2 new 1000 CD-ROM付き
[B003]
販売価格: 1,500円(税別)
(税込: 1,650円)
商品詳細
内容:
「なぜ、視覚支援が上手な支援者は、他の支援も上手なのでしょう?」
みなさんの身近にもいませんか。
視覚支援、特にシンボルを使って、わかりやすいスケジュールをさっと作ってしまう先生。
その人が作るスケジュールは、その子にとって必要十分な情報が提供されていて、見やすく、使いやすい。
そういう先生は、子どもたちと遊ぶのも上手だったり、興味を引く教材を作ることも上手だったり、パニックを起こした子への対応も上手だったり…。
その秘密はおそらく「なぜその子にとって視覚支援が必要かを分かっている人」だからではないでしょうか。
健常者にとっての視覚支援は、使い慣れた音声言語によるコミュニケーションに比べて、どうしても「一手間」かかるコミュニケーション手段です。
ですから、それを使うには、まずは話し言葉によるコミュニケーションが苦手な人への理解が必要です。
その子に適したコミュニケーションに合わせる姿勢が必要です。
その心構えがあって初めて、話し言葉に頼ったコミュニケーションではなく、書いて伝える、描いて伝えるという方法を意識的に使うことが出来るようになります。
子どもとの付き合いがうまい先生とはつまり、その「相手に合わせたコミュニケーション手段」を取ることができる人だから、というのが理由ではないでしょうか。
この本はその「一手間」の最初のステップを提供する本です。
相手に合わせたコミュニケーションのスタートの、最初のハードルを下げるための本です。
前作「視覚シンボルで楽々コミュニケーション」を出版したのもそんな意図からでした。
シンボルの準備に時間をかけるのではなく、私たちが開発した豊富なシンボルを自由に組み合わせて、少しだけ余裕のある支援をしてほしい、そして少し余裕ができたら、その時間をさらにより良い生活のために使ってほしい、というものです。
それから7年がたち、特別支援教育やシンボル、視覚支援を取り巻く環境は大きく変わりました。
まず、前作はおかげさまで多くの方に受け入れていただき、日本中にドロップスが広まりました。
この7年の間に新しいシンボルがさらに1000個できました。
本書には、その最新シンボル1000個が収録されています。
必要なシンボル探しに費やす時間がさらに減らせるはずです。
そして、シンボルを活用する手段もさらに良いものがたくさんでてきました。
2007にアップル社がiPhoneを発売し、2010年にはiPadが発売されました。
特にiPadが特別支援教育や療育の現場に与えた影響は絶大でした。
それまで高価な専用機を使わないとできなかった、写真や動画や音声、アニメーションといった様々なメディアを組み合わせたコンテンツが、簡単にiPad上で使えるようになったのです。
私たちドロップレット・プロジェクトがプロデュースしたアプリ「ドロップトーク」もiOS用アプリとしてヒットしています。
一方、紙に印刷した予定表や手順表の大事さも見直されています。
特に子どもたちが自分の手で操作したり、書き加えたりといった様々なことができるアナログ手段は、どんな時代でも重要だと言えるでしょう。
特別支援や療育のアイディアを取り入れた文具や雑貨なども増え、便利で楽しいアナログ支援手段が次々登場しています。
現代は子どもたちに合わせて、そういった手段をうまく組み合わせて、よりよい方法を選択していく時代だと言えます。
使う子どもたちはもちろん、支援者側も無理なく、楽しく使えるようなツールが理想です。
東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍先生の言葉に「現代はハイブリディアンの時代だ」というものがあります。
知識や記憶を、様々なICT機器に置き換えた現代人は、すでにハイブリッドな存在だ、ということです。
わたしたちは手段にこだわらず、様々なツールを好きなように組み合わせてハイブリッドな支援をする時代に生きています。
本書でも、できる限り幅広く、簡単で楽しい手段やツールを紹介するよう心がけました。
これらを組み合わせて、楽しいハイブリッド支援を目指していただけることを願っています。
ドロップレット・プロジェクト 代表 青木高光
目次:
はじめに
この本の特長と使い方
ドロップスをつかってみよう!
●1 ドロップスを使うための準備
●2 ドロップスで絵カードを作ろう
●3 ドロップスで手順表を作ろう
●4 ドロップスをVOCAと一緒に使ってみよう
●付属CD-ROMについて
シンボルライブラリ1000
「なぜ、視覚支援が上手な支援者は、他の支援も上手なのでしょう?」
みなさんの身近にもいませんか。
視覚支援、特にシンボルを使って、わかりやすいスケジュールをさっと作ってしまう先生。
その人が作るスケジュールは、その子にとって必要十分な情報が提供されていて、見やすく、使いやすい。
そういう先生は、子どもたちと遊ぶのも上手だったり、興味を引く教材を作ることも上手だったり、パニックを起こした子への対応も上手だったり…。
その秘密はおそらく「なぜその子にとって視覚支援が必要かを分かっている人」だからではないでしょうか。
健常者にとっての視覚支援は、使い慣れた音声言語によるコミュニケーションに比べて、どうしても「一手間」かかるコミュニケーション手段です。
ですから、それを使うには、まずは話し言葉によるコミュニケーションが苦手な人への理解が必要です。
その子に適したコミュニケーションに合わせる姿勢が必要です。
その心構えがあって初めて、話し言葉に頼ったコミュニケーションではなく、書いて伝える、描いて伝えるという方法を意識的に使うことが出来るようになります。
子どもとの付き合いがうまい先生とはつまり、その「相手に合わせたコミュニケーション手段」を取ることができる人だから、というのが理由ではないでしょうか。
この本はその「一手間」の最初のステップを提供する本です。
相手に合わせたコミュニケーションのスタートの、最初のハードルを下げるための本です。
前作「視覚シンボルで楽々コミュニケーション」を出版したのもそんな意図からでした。
シンボルの準備に時間をかけるのではなく、私たちが開発した豊富なシンボルを自由に組み合わせて、少しだけ余裕のある支援をしてほしい、そして少し余裕ができたら、その時間をさらにより良い生活のために使ってほしい、というものです。
それから7年がたち、特別支援教育やシンボル、視覚支援を取り巻く環境は大きく変わりました。
まず、前作はおかげさまで多くの方に受け入れていただき、日本中にドロップスが広まりました。
この7年の間に新しいシンボルがさらに1000個できました。
本書には、その最新シンボル1000個が収録されています。
必要なシンボル探しに費やす時間がさらに減らせるはずです。
そして、シンボルを活用する手段もさらに良いものがたくさんでてきました。
2007にアップル社がiPhoneを発売し、2010年にはiPadが発売されました。
特にiPadが特別支援教育や療育の現場に与えた影響は絶大でした。
それまで高価な専用機を使わないとできなかった、写真や動画や音声、アニメーションといった様々なメディアを組み合わせたコンテンツが、簡単にiPad上で使えるようになったのです。
私たちドロップレット・プロジェクトがプロデュースしたアプリ「ドロップトーク」もiOS用アプリとしてヒットしています。
一方、紙に印刷した予定表や手順表の大事さも見直されています。
特に子どもたちが自分の手で操作したり、書き加えたりといった様々なことができるアナログ手段は、どんな時代でも重要だと言えるでしょう。
特別支援や療育のアイディアを取り入れた文具や雑貨なども増え、便利で楽しいアナログ支援手段が次々登場しています。
現代は子どもたちに合わせて、そういった手段をうまく組み合わせて、よりよい方法を選択していく時代だと言えます。
使う子どもたちはもちろん、支援者側も無理なく、楽しく使えるようなツールが理想です。
東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍先生の言葉に「現代はハイブリディアンの時代だ」というものがあります。
知識や記憶を、様々なICT機器に置き換えた現代人は、すでにハイブリッドな存在だ、ということです。
わたしたちは手段にこだわらず、様々なツールを好きなように組み合わせてハイブリッドな支援をする時代に生きています。
本書でも、できる限り幅広く、簡単で楽しい手段やツールを紹介するよう心がけました。
これらを組み合わせて、楽しいハイブリッド支援を目指していただけることを願っています。
ドロップレット・プロジェクト 代表 青木高光
目次:
はじめに
この本の特長と使い方
ドロップスをつかってみよう!
●1 ドロップスを使うための準備
●2 ドロップスで絵カードを作ろう
●3 ドロップスで手順表を作ろう
●4 ドロップスをVOCAと一緒に使ってみよう
●付属CD-ROMについて
シンボルライブラリ1000